女性の薄毛の悩みを解決 自毛植毛の親和クリニック

女性の薄毛予防として正しい頭皮ケアの方法とは


女性の薄毛の原因は人によって様々ですが、対策や予防のために髪の毛の成長を促すには、土台となる頭皮の健康維持が必要不可欠です。日常的なケアを行っている人であっても、間違った方法でケアしていると、かえって薄毛を悪化させてしまうこともあります。

そこで今回は、薄毛の原因と頭皮の関係や、正しい頭皮ケアについてご紹介します。薄毛対策や予防をする際の参考にしてみてください。

間違った頭皮ケアは逆に薄毛を促進してしまう?

薄毛の予防には健康な頭皮を作る事が大切です。しかし間違ったケアを続けていると、薄毛を促進してしまう危険性があります。

フケや抜け毛を予防するために、1日に2回以上シャンプーをしている人は要注意です。シャンプーは余分な皮脂を洗い流すためのものですが、必要な皮脂まで洗い流してしまうと、頭皮が乾燥してバリア機能が低下し、かえって皮脂やフケが多くなったり、炎症を起こしたりする恐れがあります。皮脂はデリケートな頭皮を保護する役割を持っていて、剥がれた角質層と混ざり合って皮脂膜を作るので、フケの防止に欠かせません。1日に何回もシャンプーをしている人は、必要な皮脂まで洗い流してしまっている恐れがあります。

洗髪は頭皮を清潔に保つために大切なことですが、洗浄力の高いシャンプーは刺激も強く、髪や頭皮にダメージを与えてしまいます。また、洗髪の際にゴシゴシと強く洗ったり、自分の薄毛の症状に合わないシャンプーを使用していたりする場合にも、頭皮に悪影響を与えているかもしれません。

また、シャンプー後にドライヤーで髪を乾かさない人も注意が必要です。髪や頭皮が濡れているときは、乾いているときよりもデリケートな状態のため、強い刺激に弱くフケも発生しやすくなります。タオルドライだけで済ませてそのまま放置していると、髪の水分も抜けやすくなり、髪を傷める原因となってしまいます。

フケなどのトラブルが起こっている際に、必要以上にブラッシングをすることも問題です。
フケが出る状態の頭皮は乾燥しており、ブラシで頻繁に擦れば、角質層へのダメージにより皮膚がはがれ、さらにフケが増える悪循環を起こします。

さらに、頭皮マッサージの際にも注意が必要です。適度な刺激は血行を促進し、頭皮の環境を整える効果がありますが、爪を立てたり力を入れ過ぎたりしては、頭皮を傷めてしまいます。長時間のマッサージも、実は頭皮を傷つけてしまう可能性があります。

間違ったケアは薄毛の進行につながる可能性が高いので、薄毛が気になる女性はぜひ正しいケア方法を身に付けておきましょう。

薄毛対策と頭皮の関係性

健康な頭皮であれば、髪の成長に必要な栄養が行き届くので、健康的な髪の毛を育てることができます。しかし、不健康な場合は髪の成長にも悪い影響が出てしまいます。

健康な頭皮というのは、具体的には色は青白く、触ると柔らかさを感じる状態だとされています。逆に薄毛を引き起こしかねない、または薄毛が既に進行しているような頭皮は、色が赤くゴム風船のように突っ張っており、手で動かそうとしても動かないほど硬い状態になっています。

頭皮が硬くなっている人は、血行が悪く、毛根への栄養の供給が十分行き届いていない状態です。これでは、髪の毛の正常な発育は期待できません。また、血行が悪くなることでさらに硬くなり、抜け毛が増えるという悪循環に陥ってしまいます。

このような不健康な頭皮の原因となるのが、過度なストレスやたばこ、間違ったヘアケアや不規則な生活習慣などです。

頭皮の色は健康状態によって変わり、赤色以外にも様々な色味になります。まずは鏡で自分の色をチェックしてみてください。

茶色っぽくなっている人は、老廃物が蓄積していて、髪の毛が健康に成長できない恐れがあります。黄色味が強い人は、栄養バランスの偏りによってリンパの流れが悪化し、皮脂が詰まっているかもしれません。また、ピンク色は頭皮が乾燥しており、真皮の保湿成分が失われている状態です。白い場合は乾燥によって角質が剥がれているので、フケやかゆみが出やすい状態です。乾燥を防ぐための保湿を行いましょう。

これらのトラブルが薄毛の原因となっている場合もあります。現在の状態を理解することで、頭皮を健康に保つための対策ができます。

頭皮の危険信号

抜け毛やフケは、頭皮が行う新陳代謝の過程で発生するごく当たり前の現象で、少しくらいなら気にする必要はありません。しかし、シャンプーやブラッシングの際に髪が大量に抜けたり細くて短い髪が抜ける、またはフケが大量に上着に付着したり髪に少し触れただけでも大量に落ちると言った症状がある場合、薄毛の始まりのサインと言うだけでなく、頭皮からの危険信号かもしれません。

抜け毛は頭皮の乾燥だけでなく、ホルモンバランスの乱れやストレスによっても引き起こされます。他にも、アトピー性皮膚炎やヘアケア剤やカラー剤、パーマ液による接触性皮膚炎に加え、過剰な皮脂分泌によるマラセチア菌という常在菌の異常繁殖が原因の、脂漏性湿疹や尋常性乾癬の可能性もあります。また、糖尿病や甲状腺の疾患、膠原病のような病気や、ある種の薬剤が原因かもしれません。

フケには乾燥によるものと、皮脂の過剰分泌によるものがあります。乾性フケは、間違ったケアだけでなく紫外線や外気の乾燥などの外的要因の他、食事や睡眠などの生活習慣によっても起こる場合があります。脂性フケは、頭皮の皮脂分泌量が多い人ほど起こりやすいと言われており、女性にはあまり見られない傾向にあります。主に体質や生活習慣の乱れが原因とみられ、運動不足や脂質の多い偏った食事の他にも、ホルモンバランスの乱れや頭皮が不潔であることも皮脂の増加に影響しています。

頭皮ケアで見込める薄毛対策効果とは

髪はヘアサイクルによって定期的に生え変わります。いま生えている髪は、既に成長の終わった細胞で再生機能はありません。そのため、薄毛を解消するために髪の毛自体に何らかの対処をしようとしても、薄毛の改善にはあまり影響がありません。

髪の毛を成長させているのは、その土台である毛根と、それを支える毛細血管です。頭皮にダメージを与える間違ったケア方法や生活習慣によって、この成長を阻害してしまうと、薄毛の問題を解消することはできません。反対に、正しい頭皮ケアによってヘアサイクルが正常になると、健康な髪の成長につながります。しっかり頭皮をケアすることで、頭皮の血行が良くなり、毛根への栄養供給を助けます。

フケや皮脂などによる毛穴の詰まりを防いで頭皮の環境を整えることも、抜け毛の防止に繋がります。丈夫な髪の成長を助けることに繋がるので、薄毛対策として効果的だと言えます。また、健康的な頭皮環境を保つことは、髪の毛をきれいにする効果も期待できます。

髪質は、毛根の基部である毛球がきちんと働くかどうかに大きく左右されており、毛球部の先端にある毛乳頭は、毛球を取り囲む毛細血管から栄養の供給を受け毛母細胞へと送っています。この毛母細胞が活発に働くことによって、丈夫で美しい髪の毛に成長するのです。頭皮ケアを行うことで初めて、健康で丈夫な髪の毛を手に入れられます。

女性に役立つ薄毛対策の正しい頭皮ケア

女性の薄毛対策における正しい頭皮ケアは、まずは毎日のシャンプーで頭皮を清潔に保つことです。頭皮に汚れや余分な皮脂が残った状態では健康な髪が生えにくいため、洗髪の際は頭皮をしっかり洗う必要があります。しっかりといっても、ゴシゴシと強く洗うのではなく、優しく頭皮への負担を軽減するよう心がけてください。

シャンプーの際は、髪を濡らす前にまずブラッシングをしておきます。続いて、シャンプーを使わずお湯だけで頭皮を洗う、予洗いを行うようにしてください。次にシャンプーを泡立てて頭に付け、頭皮を揉むように丁寧に洗います。シャンプーなどのヘアケア剤は、化粧水のように肌に残ることを想定しておらず、成分が残ってしまうと頭皮トラブルの原因になりかねません。すすぐ際はすすぎ残しがないように、念入りに流すようにしてください。

また、 刺激の強いシャンプーやリンスは控え、アミノ酸系の頭皮に優しいものを選びましょう。髪を乾かす際には、ドライヤーを15cm以上離し、根元から順に温風をあてるようにしてください。

ブラッシングには、単に髪をとかすだけでなく頭皮をマッサージする効果もあり、マッサージによって頭皮の血行促進やコリを解消する効果が期待できます。ブラシを利用しなくても、指の腹で軽く押さえて頭皮を動かすだけでも、十分マッサージ効果を得ることができます。

マッサージは、頭皮や髪の毛が乾いている状態で行うのが良いとされています。タイミングとしては、入浴前がおすすめです。この他にも、バランスの良い食事やストレスをためない生活を心がけることも大切です。

頭皮ケアには頭皮クレンジングが効果的?

頭皮クレンジングを適度に行えば、シャンプーだけでは落としきれない頭皮の脂汚れを優しく落とすことができます。シャンプーで落とすよりも、肌が乾燥せず頭皮の潤いを保つことができます。

頭皮クレンジング用の専用オイルも市販されていますが、専用のものでなくても、オリーブオイルや椿油、ホホバオイルの他、スクワランオイルやあんず油などでも代用が可能です。新しく購入する際はピュアオイルをおすすめします。

クレンジングを行う際は、髪の毛や頭皮が水で濡れていると、オイルを弾いて皮脂ともなじみにくくなります。必ず乾いた状態にしておいてください。また、クレンジングの前にはまずヘアブラシで髪をとかし、頭皮を軽くマッサージしましょう。ブラッシングによって、髪の毛に付いた汚れを落とすこともできます。

ブラッシングをしたら、髪の毛をかき分けて頭皮に直接オイルを付け、全体になじませます。一回のクレンジングで使用するオイルの量は、500円玉大1個が目安です。髪の毛ではなくできるだけ頭皮に付けていき、指のお腹で円を描くようにして、頭皮全体を優しく5~10分ほどマッサージします。この時、擦ったり爪を立てたりしないように気を付けましょう。

洗い流す際は、少量のぬるま湯でオイルを乳化させるのがポイントです。これによって洗い流しやすくなります。乳化されて汚れが浮き出てきたら、お湯でしっかり洗い流し、シャンプーとリンスで仕上げます。

クレンジングは毎日行う必要はありません。週に1回~2回を目安にしてください。

女性の薄毛対策として正しい頭皮ケアの方法まとめ

女性の薄毛は、間違えた頭皮ケアが原因となっている可能性があります。頭皮は髪を支える土台となる部分なので、このケアを見直すことが薄毛対策の基本です。間違ったケアを続けていると薄毛が悪化することもあるので、注意が必要です。

フケや脂っぽいなどの悩みがある人は、まずどのような症状があるか把握することが大切です。まずは鏡を使って自分の頭皮の状態を確認してみましょう。トラブルの原因を特定すれば、より効果的な対策を行うことができます。

正しいシャンプーの仕方や髪の乾かし方を意識して、マッサージや生活習慣の改善などを行うことが、フケや抜け毛の予防につながります。頭皮クレンジングもまた、汚れを落としマッサージ効果もあるので、有効なケア方法です。日頃から正しい頭皮ケアを意識し、丈夫で美しい髪を手に入れましょう。